梅も桜も

来た来た来た!

とうとう来ましたよ盛岡に春が!

3月にね、なごりの雪というには 

あまりに

ドカンと降ってくれたからね、

春はまだまだねと構えていたのに、

盛岡の春は来る時は一度に

ぱーっと来ますね。

やっぱりか。

盛岡中から草花の声がきこえます。

「こん時を待って待って待って

いたんだゴルァ❣️」って。

もうあちこちから

木の芽、花の芽が吹き出て

叫び始めてます。

「今咲かなきゃっ!」ってね。

「今」をちゃんとわかってる

草花はすごいな。


冬の厳しい土地だから

春がこんなに美しいのかな。

毎年、やっぱり私も

一緒にはしゃいでしまう。


春といえば桜。

盛岡の桜は今まさに本番!

もうワクワです。


一方、梅の花は

きれいに咲き誇り、

もうすぐ終わる所も。


梅と桜はよく並べて語られる。

若い頃は

梅より桜の方が華やかでいいなと

思ってた。

女の子につける名前としても

「さくら」は物語の主人公になりそうだけど、「うめ」は...

なんか地味〜💧


昭和っぽいというか何というか

おばあちゃんぽい。

やっぱり「梅干し婆さん」の

イメージがあるからか。


私が卒業した女子高校のシンボルは「白梅」だった。

同じ市内の別の女子高校の

シンボルは「桜」。


私個人の感想かもしれないけど

「白梅」高校の女の子より

「桜」高校の女の子の方が

モテた気がするぞ。


だってなんか皆可愛いんですよ!

桜の女の子達!

制服もおしゃれだし。

ちぇっっ(T ^ T)


それはおいといて

この素敵な春の花達、梅と桜は

多少時間差はあるけれど

北国では、ほぼ同時に

咲くような感じ。

そして形も色もよく似ている。


違いはなんだろう?


何より香りかな?

そして風に吹かれた時の姿だと思う。


桜はさくらんぼみたいに

枝から細い茎みたいな物が出て、

その先に花があるから、風が吹けば

枝の上でゆらゆら揺れる。

花だけじゃなく

枝も風の中、揺れる事を楽しんでいるように見える。


一方、梅は揺れる茎はなく

直接枝から花が咲いている。

風の中、梅の花は

揺れるというより

震わされている。


梅の枝ぶりも桜とは違って

横に広がる感じではなく

キュッと上に伸びている。


「ワタクシ、

風に揺れてみせる事なんて、

想定外なんですの💦」と言ってるようで、風の中ぎこちない。


風に揺れる時、桜の方は嬉しそうで、大いに盛り上がっているように見えるけれど、梅の方は戸惑い

恥ずかしそうだ。


梅には静寂が似合うと思う。


だから私は静かな場所で梅を見るのが好きだ。


静かだからこそ際立つ鳥の声や

自分の足が土を踏む音に耳をすます中、梅の香りを意識する。


一年に一度の梅の香り。


桜の開花宣言が東北に近づく頃

毎年私は、近所の馴染みの梅の木を、散歩がてらひとつひとつ

見て歩く。


桜よりちょっとだけ先に咲いた梅は、静かに匂っている。


やはり梅に触れる風は

優しくかすかな方がいい。


この香りを吹き飛ばす事なく

時折、ほんの少し花弁を揺らす

くらいで。

「ご近所の馴染みの梅さん」



盛岡の石割桜は凄い存在感。

季節関係なく

私を感動させてくれる。


その石割桜を見ていた春の日、

すぐ側で匂い立っていた梅に

はっとした事がある。


「梅干し婆さん」は

梅干しがシワシワだから

生まれた言葉だろうけど、

例えシワシワでも梅のように

凛と心の姿勢を正して、

香り高い知恵のあるお婆ちゃんに

なれたら、そりゃ凄いと思う。


女の子の名前として

「梅」とか「うめ」って名前は、

本当に素敵だなと今は思っている



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#高松の池の一休だんご美味い
#高松の池のもつ煮込み美味い
#梅干し大好き