今日も砂肝が美味い。
私はスジも取らずに、グラタン皿の上で買って来たパックをひっくり返し、ゴロゴロ並べてオーブントースターで焼く。
後は食卓で、ナイフとフォークで切りながら、しま(猫)にお裾分けしたり、山椒塩や七味塩つけて食べる。
最初に塩ふると、焼けた塩がこれまた美味しいんだけど、
しまが食べれないと可哀想だしなぁ。
色々やって今んとこ、
まな板を使わない
この簡単なやり方に落ち着いた。
食いしん坊の大酒飲みだから
年がら年中、食べ物と酒の事ばっかり考えている。
池波正太郎の小説とかドラマとか
見ながら飲むの大好き!
鬼平犯科帳とか見て感情移入して
オイオイ泣きながら飲むの
大好き!
背中のチャック開けたら
昭和のオヤジが入っているだろ!
って自分でも思いながら、
吉田類さんや太田和彦さんに
今日もうっとりしている。
私に「個展のお祝い」と言って
差し入れをくれる方々は、
可愛いお花やお菓子を持って来て下さる。
(ああ、自分にそんな可愛いらしい物をプレゼントして下さるなんて!)と舞い上がり、
自分まで可愛いらしくなったかと
大錯覚して嬉しくてたまらない。
(こんな自分でいたい...)と
しばらくその気分を堪能する。
一方、古くからお付き合いのある方々や友人は、
たいがい日本酒をぶら下げて来てくれる。
見た途端に腹の底から
(おお〜うおうおう!)という
雄叫びと共に喜びが舞い上がる。
しかし言わせて頂ければ、
これは私だけのせいではないと思うのであります。
私は酒好きのサラブレッドだからだ。
父方の曽祖父は大酒飲みで、
あっついお風呂が大好きで、
早くに亡くなってしまったらしい。
その娘である私の祖母も、
祖母の息子である私の父もお酒が
大好きだった。
母を溺愛していた母方の曽祖父も
やはり大酒飲み。
この曽祖父の膝で酒の肴を貰って育った母もやっぱりいける口で、塩辛やカワハギの干物が好物である。
いやいやしかし!
血筋がどうたらこうたらなんて、
やはりただの言い訳かもしれないですね...
だって妹達は、
お酒に関しては至極まともですもん。
すんません。
全部自分のせいですわ。
でもユトリロのように小さな頃から盗み酒を...なんて事は全くなくて、十代の私はとっても真面目で
潔癖で、融通のきかないお嬢さんでしたのよ。
ほんとに!
お酒を口にするなんて、
怖くて怖くて、
想像も出来ない娘だったわ。
ほんとよ!
今ではちょっと...あの何というか
別人になってしまったけれど。
砂肝にコーフン
ご満悦のしま( ̄∀ ̄)
さて、鬼平犯科帳は小説全巻
大切に持っていますよ。
池波先生!
そして
中村吉右衛門さんのTVシリーズも
だーい好き!
ああ本当に、素敵な俳優さんが
たくさん出ていましたね。
レギュラーではないけれど
とびきり大好きな人はこの人。
「中村吉右衛門主演 鬼平犯科帳
第1シリーズ第4話より」
第4話「血頭の丹兵衛」の
ラストに出て来る
蓑火の喜之助お頭!
この話の主役をさりげなく
持っていってしまいましたね。
後ろ姿をいつまでも見ていたい人です。
「犯さず 殺さず 貧しき者からは奪わずだ」とのお言葉。
江戸時代の盗賊のお頭に、人の道を教えてもらいました。
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