旅行から帰って来て
冷蔵庫を開け(しまった!)
と思った。
出掛けに卵サンドを作って
余ったペーストを
冷蔵庫に入れたまま。
(悪くなってしまっただろうか)と
開けてみたが、全然大丈夫。
そうか!
私が卵サンドを作ったのは
昨日の朝。
それなのに慌ててしまったのは
自分がとても長い間、
遠くに出掛けていたように錯覚していたからだ。
実際は
友人達との県内一泊旅行。
それなのに、とてもそうは思えない時間を過ごしたからだ。
それは壮大な旅だった。
車の中で、ホテルの一室で
止まらないおしゃべり。
身近な話から社会的な話まで。
話は自在に飛ぶ。
机を並べて毎日のように会っていた私達が
全く離れた場所で時を重ね
それぞれが作り上げて来た世界観。
それを持ち寄って
思いきり話し合う場所に旅していた。
知らなかった事や
初めて聞く意見も
新鮮、かつ親しいものとして
受け止められる。
対立する感覚は微塵もない。
それが、信頼できる友達と会い
語るという事なのだろう。
みんなで乗り合いした車の中は
まるで宇宙船のようだった。
日常を俯瞰して
1人1人の心に内包する宇宙を
見せてもらった気がした。
帰って来た私は
その余韻を大切に胸に置いて
また新たな気持ちで
地に足をつけたように感じている。
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