「立像・時雨の光」という絵について

とても単純だけれど、

いいお天気の中歩いていた時に

突然、時雨に降られて

それがきっかけで描きたくなった絵です。

その時、唐突に来た時雨は

太陽の光を浴びて

輝く粒になって降って来ました。

 

ふと見ると、目の前にあった木は、

その光の雨をまとって立っていました。

 

冷たい雨に降られる事と

暖かい陽の光を浴びる事が

同時に起こっていて、

その中で木は輝きながら立っていました。

 

私はしばらくその場に居て

光る雨と木を見ていました。

 

一緒に濡れながら、

私もこの木の様に立ちたいと思っていました。

 

時雨はやがて止み、

私はその風景を大切に

胸の中に抱えて

歩き始め、家路につきました。

 

(絶対絵にするんだ)

(絶対絵にするんだ)

と思いながら歩いていました。 

「立像・時雨の光」部分

#立像#時雨の光#輝く粒#絶対絵にするんだ