ヌードルの方ね

丁寧な暮らしに憧れているけど、

カップラーメンや袋ラーメンが大好き!とても好き!

 

中でもペヤングは自分にとって

特別な存在であります。

 

焼きそばじゃなくてヌードルの方。

断然、焼きそばじゃなくてヌードルの方。

ペヤングヌードルの方。

 

ペヤングと言えば、器が四角い焼きそばの方が

世の中ではメジャーな存在みたいだけれど、

申し訳ありませんがシャラップでございます。

 

私にとっては丸いカップに、いじらしく5色の色が使われ、

プリントされてる言葉やマークが功を奏さず

これまた異様に地味なデザインの、

このペヤングヌードルがカップラーメンの基本であり原風景。

そしてきっと運命。

 

かやくを入れたらお湯を注ぐだけ。

「これは最初に入れて」

「こちらはお召し上がりの直前に」

とかなんとか細かい指示を出して指先を汚す液体小袋は何も入っていない。

あと入っているのは

秘伝のスパイスのみ。

愛しきスパイスのみ。

 

簡単、単純、快し。

そして美味し!

 

ああしかし、これが盛岡では手に入りにくい。

 

石巻にいた時は、その辺の個人商店やスーパーとか、何処にでも置いていた。

それが当たり前だと思っていたから、盛岡に来た当初、普通に買おうとしても全く見かけなくてびっくりした。

 

無い事に気がつくのに時間がかかった。

だって主食じゃないから。

 

でもたまに無性に食べたくなって、スーパーやコンビニをのし歩く。

やたら目につくメジャーな四角い焼きそばに向かって

(何でだようっ)と心で毒づき、

失意のまま手ぶらで帰るはめに。

 

結局は石巻に帰省した時に

かさばるのをものともせず買い込んで

盛岡に戻るのね。

そしていそいそとお湯を沸かすのね。

 

一時期、この運命の存在、

ペヤングヌードルが世の中から消えてしまった事がある。

 

毎日食べていた訳じゃない。

主食じゃあるまいし。

だからしばらく気がつかなかった。

しかも私の家にはテレビがない。

世の中のニュースを知るまでワンテンポ遅れる。

だから、うかつにもその事に気がつかなかった。

 

ある日、そうと知ってしまった時は、

「ええーっ!!」っと心で絶叫して

しばらく立ち尽くした。

 

ペヤングヌードルがなくなってしまうという事は、

小さな頃から自分に笑いかけてくれた人と、

完全に会えなくなるようなさみしさだった。

 

一つのカップラーメンに

何故にそこまで?

 

私はその訳を知っている。

でも長いからまたいつかね。

 

復活してくれて本当によかった!

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